日本の企業は人をかなり大事にしている…そうです
首相は「従業員の顔が輝いていた。日本の企業は人をかなり大事にしているというのが今日の印象」と語ったそうだが…。
ならば何故、経団連会長、日商会頭を呼びつけて雇用安定への協力要請をする必要があるのだろう。
正社員、契約社員、パート従業員の区分をなくす人事制度を取り入れたという一般的でない会社「ロフト」社員を見た後の発言だから良くなかった。もっと「正社員、契約社員、パート従業員の区分をなくす人事制度を取り入れた」のような肩書きの無い「普通に見える」会社をしかも複数見た後で言うべきであった。
「従業員の顔が輝いていた。ロフトは人をかなり大事にしているというのが今日の印象」というのは良いけど、「日本の企業は」と一般化するのは無理がある。
記事では、ロフトの文字がしっかり入った黄色の制服を着た従業員の背中がしっかり写っていたし、首相に「人をかなり大事にしている」といわれてロフトとしては大満足だろう。
しかし、この視察に参加したロフト社員の心中はいかほどどあろうか。
「自国の総理大臣の視察に会社の指示で付き合わされる」従業員の顔が輝いていただけの話。
「日本の企業は人をかなり大事にしている」と一般化するのは「政治宣伝」の色が強すぎる。
どこかの外国が同様のニュースを流したら、きっと「こんなニュースを流さねばならぬほど国が弱っているのか。参加しているのはエリートかこの時のために練習を繰り返した特別な国民」とか日本のマスコミは分析するのではないか。
何故、自国のニュースではできないのか。
まあ、この毎日新聞の記事も、「<麻生首相>経団連会長、日商会頭に雇用安定への協力要請」となっていて「<麻生首相>日本の企業は人をかなり大事にしている」となっていないことが良心か。
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Yahoo!ニュース
<麻生首相>経団連会長、日商会頭に雇用安定への協力要請
毎日新聞 [12/2 2:23]
渋谷の雑貨店「ロフト」を視察し、社員と雇用形態について意見交換する麻生首相(左から2人目)=東京都渋谷区で2008年12月1日午前11時16分(代表撮影)【写真省略】
麻生太郎首相は1日、首相官邸で日本経団連の御手洗冨士夫会長、日本商工会議所の岡村正会頭と会談し、雇用環境の改善に関し、(1)雇用の安定(2)賃上げ(3)内定取り消しの回避--の3点で協力を要請した。金融危機を背景とした雇用情勢の悪化を受けたものだが、雇用対策に取り組む政権の姿勢を強調する狙いもあったようだ。
要請に対し、御手洗会長は「雇用の安定維持については経済界としても努力する。内定取り消しについては首相の要請を周知する」と応じた。
これに先立ち首相は同日午前、正社員、契約社員、パート従業員の区分をなくす人事制度を取り入れた雑貨専門店「ロフト」の東京・渋谷の店舗売り場を視察し、社員と言葉を交わした。
視察後、首相は記者団に「従業員の顔が輝いていた。日本の企業は人をかなり大事にしているというのが今日の印象」と語った。【古本陽荘】
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